伊勢型小紋専門工房
伊勢型紙は人間国宝を生み出した高度な伝統技術で、「染処古今」では、人間国宝の六谷梅軒、中村勇二郎、南部芳松ら型彫職人が一点一線高度な技で彫り上げた伊勢型紙を今も使用し、伝統の灯を絶やさぬよう確かな染色技術で守り続けています。
技術には苦難があります。手染めですので、修行期間も10年近くかかってしまいます。そして型紙は、人間国宝の中村勇二郎氏、六谷梅軒氏、南部芳松氏に彫って頂いた型紙です。中村勇二郎氏が古今に訪ねて来られてから、50年が経ちました。古今は、三人の彫師の型を次の世代に受け継げるよう日々大事に染めております。
柄には夢があり、そして色には華があります。
絵を描く方が昔は沢山おられました、素晴らしい柄が今でも数多く残っています。しかし、どんなに素晴らしい柄でも人間国宝の名に恥じない色を作ることが大切です。着る方は華を着るので、良い色は一目で違いが分からなければなりません。古今は色にこだわってきたからこそ、全国のファンに愛され続ける工房となりました。
生地は全て、古今で仕入れたオリジナルのものです。
留袖でも使っているきめの細かい生地の古今21と春夏秋と着て頂ける、透かしちりめんを主力に、着る方の用途に合わせて1点1点染めさせて頂いております。